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ウィーンの冬の日

本格的な冬になった。外は最高気温が氷点下という日が続いている。今(昼12時過ぎ)現在の私の部屋の窓の外にある温度計も、マイナス9度を指している。写真は昨日の夕方。

部屋の窓から外を見下ろす。

だが、クリスマスの頃には再度暖かくなるらしく、現時点での予報では、最高気温は10度だそうだ。暖かいクリスマスになりそうだ。

ウィーンの医療システムを垣間見た

先週末にインフルエンザらしきものに罹患したらしく、39度を超える高熱を出してしまった。時は日曜午前5時。医者がやっているわけがない時間だ。結果的に、ウィーンの緊急医療体制を垣間見ることになった。ちなみに、全体像は日本語でこちらのウェブサイトで紹介されている。

平日夜や週末に医師の診察が必要な場合、救急車を呼ぶ(144番に電話)以外の方法として、「Ärztefunktdienst」(141番)というものが用意されている。これは、当番の医者が、一通りの診察器具を持って家庭まで往診してくれるシステムだ。利用料は、公的な健康保険に加入していれば無料。私は、ウィーン地方公的医療保険Wiener Gebitskrankenkasse (WGKK) に加入していたので無料で利用できた。電話がつながるまでに15分?20分ほどかかったが、電話をしてから1時間半ほどで、医師と、補助をする救急隊員がやってきてくれた。

簡単な問診などを一通りしてくれて、その後は薬の処方箋を発行してくれる。「インフルエンザだね」と言いながら、処方されたのが抗生物質や解熱剤などだったので、細菌感染を防ぎながら自然治癒力で治せ、ということなのだろう。薬は薬局(Apotheke)に行ってもらってこないといけない。薬剤師会(Apothekerkammer)のウェブサイトに、住所から最寄りの薬局を検索できるシステムがあり(Apotheken -> Apotheken und Nachtdienstapothekenと開く)、週末や夜間に営業している薬局も検索できる。これを使ってみると、最寄りの薬局は1km以上離れていることが分かったので、ウィーンで医学部で勉強しているオーストリア人の友人に依頼して、薬を受け取ってきてもらった。薬代は10.50ユーロだった。薬は、市販の常備薬のような箱単位で処方される。抗生物質は1箱を飲みきったらおしまい。解熱剤は必要に応じて飲む、というふうに使う。

ウィーンで医者の世話になったのは実は初めてだ。基本的な月額の健康保険料が350ユーロ(45,000円以上)と個人の負担は大きいが(収入や社会的な立場などに応じて割引がある)、その分充実していると言えるだろう。

Globespanが倒産したらしい

イギリス(スコットランド)に本拠を構える格安航空会社のGlobespan(グローブスパン)が倒産したらしい。Globespanのウェブサイトに掲載されていた。

格安航空会社の場合、倒産するの経営体力が弱いケースであることが多いから、既に予約した航空券に対する返金などは望めない。上記のウェブサイトにも「会社は返金などのオファーをできない」と明記されている。

例によってRyanairが Globespan Rescue Fare を出している。BMI Baby (ビー・マイ・ベイビー), easyJet,? FlyBE, Jet2.com も同種のものを出している。

BAもストになるわ、大雪で空港が閉鎖になるわ、さらに会社はつぶれるわ、クリスマスの休暇シーズンなのに、イギリスの空は大混乱のようだ。

同じ言葉によって指しているものが実は違う、という例

私はたぶん説明下手な方である。時間をかけて文章を書くのは、まあ、なんとかできるが、特に誰かに面と向かって言葉で説明するのは下手なようだ。だから、そういう場面で、「話しがわかりにくい」と言われたり、全くイイタイコトが伝わらなかったりする。日本語でも英語でも同様だ(複雑なことを説明するほどのドイツ語力は持ち合わせていない)。

だが、こういう苦難(?)を毎日のように経験する中で、最近思うのは「話が分かりにくい」と指摘してくれたり、全く別の意に誤解する人に、一つの共通する点があるようにも思う。それは、何か説明された時に物事を理解する手順のようなもので、相手のモノの考え方のフレームワークを読み取ってそれに沿って理解しようとするか、あるいは自分が既に持つ(自分に既知の)フレームワークに落とし込んで理解しようとするかの差で、「わかりにくい」と指摘したり誤解する人は、往々にして後者であるケースが多いように思う。むろん「理解する」とは複雑なプロセスで、そう単純ではないだろうが、少なくともAという人からBという人に情報が渡る局面で、上のようなタイポロジーが可能ではあろう。

単純な例を挙げよう。日本に住んでいる人に「ウィーンに住んでいます」と言ったとき。しばしば返ってくるのは、お世辞や社交辞令的な部分もあるだろうが「素敵な街ですね」とか「いいですね」と言われて、それ以上会話が続かない場合がある。これが、たとえば「ジンバブエに住んでいます」ではどうだろう?きっと「大変ですね」とか「危なくないですか」とか言われるだろう。そしてジンバブエでの生活についてあれこれ聞かれるのかもしれない。

実際問題として、ウィーンで生活するのは、おそらく東京と極端な差はないと思うし、ウィーンにはいい面も悪い面もあるのだが、テレビあたりで見た自分の中にあるウィーンのイメージだけで「いいですね」などと返答すると、その先が続かない。逆に「へえ、ウィーンでどういう生活をしているのですか?」と聞いてくれる人も結構いて、その場合は先入観などを抜きに聞いてくれることが多いから、こちらも話す甲斐がある。前者の聴き手は、自分のフレームワークで聞く型、後者は、相手のフレームワークを受け入れようとする型、とも言える。

また、私の専門とする「公共交通」の分野でも、「公共交通」が意味するモノはずいぶん幅広いし、人によって差異がある。専門家でも異なることはざらだ。会話がちぐはぐになるのは同じ単語を使って意味しているモノがお互い微妙に違うから、などということはよくある。図などでも同じだ。もっと大きなモノになって、研究プロポーザルなどになると、全く頓珍漢な理解をする「専門家」もいて、言葉によって指しているものが相互に違うのだと気づかされることもある。いずれも、聴き手が自分のフレームワークに全て落とし込んで考えている時に起ることだろうと思うし、「専門家」は往々にしてそういう罠に陥りやすいのではないだろうか。

私自身だって他人のことを言える立場ではないのかもしれない。だが、この点を指摘しておく必要はあるだろう。自分のフレームワークで聞くのか、他人のフレームワークの上に入り込んで聞くのかでは、モノの理解のしかたに大きな違いがあるからだ。特に、世代が異なる人や、生まれ育った文化が違う人では、自分と相手のフレームワークの差が大きいかもしれないから、なおさら気をつけねばならないだろう。

カタール航空に乗る機会があった

先日、カタール航空に乗る機会があった。カタールのドーハを拠点としている比較的新しい航空会社だ。日本へも、ソウルの仁川空港経由で関西空港に乗り入れている。2010年からは成田空港にも乗り入れる見通しだという(ソース)。機材は小型機はA319, A320が主力、大型機はA330-300とB777-300ERが主力だ。これらを、ボーディングブリッジが一切ない現行のドーハ空港でさばいている。(ただし新空港を隣に建設中。)ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、オセアニア、アジアへと、中東を拠点に路線を伸ばしている。

先日は、ウィーンからシンガポールまで、カタール航空で往復したのだ(そしてその先乗り継いでインドネシアのスラバヤまで行った)。ウィーンからドーハの便の隣の席は、ネパールのカトマンズへ帰るというネパール人。そのとなりはコロンボへ帰るというスリランカ人。ドーハへ着くと、大勢の人は乗り換えへと向かい、ドーハで入国の方へ向かう人はまばら。だが、これは序の口だった。

驚いたのが、ドーハからシンガポールまでの路線。往復とも、350席か400席程度はあろうB777-300ERの機内がほぼ満席。実はこの飛行機、ドーハ?シンガポール?ジャカルタと飛ぶのだが、そのほとんどは、メッカへの礼拝へ向かった帰りのインドネシア人であった。帰路のシンガポール?ドーハも同様。ちょうどイスラム教の礼拝シーズンにあたるハッジが始まる直前だったため、団体も多かった。(また、このB777-300ERの機体、運行を開始してから1年未満だろうと思うほど新しかった(往復とも)。座席のスクリーンがエコノミークラスなのに15インチくらいあって、タッチパネル式だった。)

問題は、現在のドーハ空港。狭いのに便数が多いので人があふれている。特に、朝8時前後と夜0時前後にフライトを集中させて乗継ぎの利便性を高めているらしく、この時間帯は非常に混雑。また、イスラム教の国のため、ビールすら手に入らない。それらしきモノは売っているが、よく見ると「ビアテイスト飲料」という奴だ。お店もあまりないため、時間をつぶすのはなかなか大変な空港だ。新空港が2010年頃にできるそうなので、それで改善されるだろう(ビールの件は変わらないだろうが)。

なお、余談だが、カタール航空の機内ではビールやワインを用意してくれているので、念のため。

ドーハの空港を離陸するカタール航空の航空機。

ハッジに向かうと思しき人たちで混雑するカタール航空ドーハ行き搭乗口前(シンガポール・チャンギ空港)

朝8時頃のドーハ空港の中。

今年もクリスマスマーケットの季節がやってきた

ウィーンの冬の楽しみといったら、クリスマスマーケット(Christkindlmarkt)だ。ウィーンの市庁舎前を筆頭にして、Altes AKH(ウィーン大学のキャンパス)、美術史博物館と自然史博物館の間、ベルヴェデーレ宮殿の前、シェーンブルン宮殿の前、カールス教会の前、シュピッテルベルクなど、挙げ始めたらキリがない。特に市庁舎前のマーケットはヨーロッパでも有名なものだ。また、マーケット以外にも、路上に出ている露店は多い。

このクリスマスマーケット、農閑期の農家や地方の工房の「出稼ぎ先」のようだ。露店の小屋にはたいてい営業者が書かれているが、シュタイアマルクやブルゲンラント、ニーダーエスターライヒ、オーバーエスターライヒあたりのものが多い。ウィーンのクリスマスマーケットでは少し高めにモノが売れるから、稼ぎもいいのだろう。

また、今年は市内各所のイルミネーションに白色LEDが多用されるようになった。中心部のグラーベン通りの電飾は、形こそ同じだが、白熱電球の色から白色LEDの色へ変化。透き通った感じが増した(好みは別れるだろう)。

10月の後半から11月半ばまでのウィーンは、空も街も灰色でひじょうに鬱屈した街になる。ところが、11月中旬にクリスマスマーケット始まると、途端に華やかになるのだ。この華やかな雰囲気は、延々と年明けまで続く。

ウィーン市庁舎とその前の広場で行われているクリスマスマーケット。多くの人でごった返している。

市内の目抜き通りグラーベンのイルミネーション。