カタール航空に乗る機会があった

先日、カタール航空に乗る機会があった。カタールのドーハを拠点としている比較的新しい航空会社だ。日本へも、ソウルの仁川空港経由で関西空港に乗り入れている。2010年からは成田空港にも乗り入れる見通しだという(ソース)。機材は小型機はA319, A320が主力、大型機はA330-300とB777-300ERが主力だ。これらを、ボーディングブリッジが一切ない現行のドーハ空港でさばいている。(ただし新空港を隣に建設中。)ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、オセアニア、アジアへと、中東を拠点に路線を伸ばしている。

先日は、ウィーンからシンガポールまで、カタール航空で往復したのだ(そしてその先乗り継いでインドネシアのスラバヤまで行った)。ウィーンからドーハの便の隣の席は、ネパールのカトマンズへ帰るというネパール人。そのとなりはコロンボへ帰るというスリランカ人。ドーハへ着くと、大勢の人は乗り換えへと向かい、ドーハで入国の方へ向かう人はまばら。だが、これは序の口だった。

驚いたのが、ドーハからシンガポールまでの路線。往復とも、350席か400席程度はあろうB777-300ERの機内がほぼ満席。実はこの飛行機、ドーハ?シンガポール?ジャカルタと飛ぶのだが、そのほとんどは、メッカへの礼拝へ向かった帰りのインドネシア人であった。帰路のシンガポール?ドーハも同様。ちょうどイスラム教の礼拝シーズンにあたるハッジが始まる直前だったため、団体も多かった。(また、このB777-300ERの機体、運行を開始してから1年未満だろうと思うほど新しかった(往復とも)。座席のスクリーンがエコノミークラスなのに15インチくらいあって、タッチパネル式だった。)

問題は、現在のドーハ空港。狭いのに便数が多いので人があふれている。特に、朝8時前後と夜0時前後にフライトを集中させて乗継ぎの利便性を高めているらしく、この時間帯は非常に混雑。また、イスラム教の国のため、ビールすら手に入らない。それらしきモノは売っているが、よく見ると「ビアテイスト飲料」という奴だ。お店もあまりないため、時間をつぶすのはなかなか大変な空港だ。新空港が2010年頃にできるそうなので、それで改善されるだろう(ビールの件は変わらないだろうが)。

なお、余談だが、カタール航空の機内ではビールやワインを用意してくれているので、念のため。

ドーハの空港を離陸するカタール航空の航空機。

ドーハの空港を離陸するカタール航空の航空機。

ハッジに向かうと思しき人たちで混雑するカタール航空ドーハ行き搭乗口前(シンガポール・チャンギ空港)

ハッジに向かうと思しき人たちで混雑するカタール航空ドーハ行き搭乗口前(シンガポール・チャンギ空港)

朝8時頃のドーハ空港の中。

朝8時頃のドーハ空港の中。

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