結局アジア系の女性はもてる構造ということ- ヨーロピアンな恋愛 (III)

さて、前回までで言いたかったことを要約すれば、まずは欧米の恋愛一般について、

  1. アジア(日本)と欧米では「In a relationship」あるいは「付き合う」ということと、「Boyfriend/Girlfriend」「彼氏・彼女」というのは同じじゃない、ということ。
  2. 欧米では”Dating”のような期間があって、これを経てかなり経ってからめでたく「彼氏・彼女」となる、ということ。
  3. そして、「彼氏・彼女」というのは、ほとんど結婚しているも同然である、ということ。

この3つに集約できるだろう。

面白い例をいくつか紹介しよう。「いい子がいてもなかなかつかまらない」と約1年半ひたすら嘆き続けていた友人M(ドイツ人・男性)は、どうやらお気に入りの相手を見つけて割とすんなり上手くいったらしく、どこまでがデーティングでどこまでが彼氏・彼女なのかはよくわからないうちに、Mはマンションを買い、そこで2人で一緒に住み始めたそうな。(「彼女と住むっててなんて快適なんだろう!」とメールに書いてあった。くーーーー!)

別の友人A(オーストリア人・女性)は、数ヶ月の間に、「彼氏・彼女」なのか「デーティング」なんだかよくわからない相手と別れて、さらにちょっと別の男性とデーティングしたものの、すぐに上手くいかないとわかると退散、更に別の男性とデートをたまにしていたらしいがこれもウマが会わなかったのかやめてしまい、さっさと別に彼氏を見つけてハッピーにやっているらしい。この一連の出来事は約9ヶ月の間の話し。

また別の友人RとSは、お互い気に入ったものの、同じ学生寮に住んでいたので距離が凄く近く、すぐに誰もが公認の「彼氏・彼女」に。そして、Rが先に帰国した後はお互い相互の家を訪ねて遊びに行っていたようだ。さらに双方の両親とでシチリアだったかを旅行したそうな。今は遠距離恋愛中らしい。

また、彼氏と一緒に住んでいる友人Yは、Facebookの「Status」を「Married」に設定していたりもする。と、まあ、こんな具合である。

そういえば「家も見つかったし、次は彼女捜しだね」と言ってきたのは、オーストリア人のH。余計なお世話じゃい、とも思わなくはないが、とはいえ、 こちらではペアでいることが標準であって、一人ではなかなか物事がやりづらかったりする。典型はレストランに入る時だ。だから、けっこう彼だって本気に 言ったんだろう。

シンガポール人の友人は、かなりヨーロッパ風のメンタリティーを持った女性だけど、「日本人って、男も女も、型にはまっているよね。箱の中に閉じこもっているみたいだ。」と言っていた。彼女は「前は日本の男の子と付き合ってみたいと思っていたけど、この現実を知ってしまってから普通の興味がなくなった。やっぱりヨーロッパ人の方がいいな。」だそうな。逆に、スイス人の友人は、「ヨーロッパの女性の理想像に、日本女性ってぴったりだ。穏やかで、繊細で、女性らしくて。」だそうな。(確かにこれはよく言われることだ。欧米系の女性は自己主張も強いし、強靱だ。)

ここに書いた「○○人」というのは、あくまでも類型化であって、個人差はいっぱいあるはずだ。むろん、日本人の男性と付き合っている欧米系女性だって結構いるのを知っている。だけど、どうも全体的傾向からすると、何度か触れたように、アジア系の女性はずいぶんともてる。女性だと、アジア系ってだけでもてたりする。だけど、丹念に見ていくと、その大きな理由の一つは、最初に書いたような「付き合う」ことの状態のギャップ、男性側の押せ押せと、女性側の微妙な勘違いという、この2つが相乗効果を発揮しているところにもあるんじゃないだろうか。なんだか学校の復習みたいだが、まとめると、

  1. (欧米系の)男性がデーティングと思っている段階でも、(アジア系の)女性は彼氏・彼女の関係だと思ってしまう。
  2. しかも(アジア系の)女性は、男性に合わせていくよう努力していく傾向がある。そういうモノを恋愛だと思っている節もある。
  3. 女性が彼氏・彼女の関係であると思ってしまえば、あとはすべてとんとん拍子。

という、まあこんなことだろう。それにしてもなんだか悔しい気もする。

なんだがぐだぐだいろいろ書いてしまった。こういう話しにキリがないので、この辺でやめておこうと思う。ちなみに、上述のスイス人が、これを翻訳してくれというので、近々英語要約版でも書くとするか。

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