205系3100番台
老朽化した103系の置き換え時期となり、205系を山手線にE231系500番台を投入することで捻出し、その一部が仙石線に3100番台として改造されて転用されることになりました。転用は2002年11月から始まり、全18編成ある103系が、2002年度9編成、2003年度8編成、2004年度1編成のペースで置き換えられることとなりました。
205系の改造は、単に耐寒・耐雪設備の強化にとどまらず、5編成については石巻方先頭車(クハ205)に対し、車内にロングシートとクロスシートを転換できる「2Wayシート」を設置。仙石線の観光などの需要にも応える形となりました。さらに2Wayシート車組み込み編成のうち1本は、石巻市の「マンガによる街おこし」と連動し、故石ノ森章太郎さんの作品のキャラクターが大きく描かれた「マンガッタンライナー」として運行されている点も注目されます。
仙石線205系の詳細
宮城電鉄から買収された後、デハ800系などのいわゆる社形国電で運転されていた仙石線は、その後17m級車両の天下となりますが、後の20m化にあたっては首都圏で101系、103系投入により捻出された72系と、関西からやってきた52系が投入されます。はじめはそれまでの17m車と同じ上半分がクリーム色、腰回りがオレンジ色のいわゆる気動車色で活躍しますが、後にうぐいす色に改められます。これらの車両は前面に警戒帯が入り、1980年代初頭に103系に淘汰されるまで活躍しました。昭和47年からは72系の延命工事として車体を103系と同様に載せ替えたものが登場し、970番台として異彩を放ち、後の103系化後には川越線に転属して制御機器などが103系化され名実とも103系の仲間入りを果たすという数奇な運命をたどります。
72系が投入された線区としては最北であり、カラーリングにも独特なものが見られたほか、初期製造車では前面窓の支持がHゴムに改められるなどして、老体に鞭を打ちながらも103系投入まで走り続けました。