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石巻(Ishinomaki)

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 石巻は、宮城県では人口が2番目に多い都市として、人口12万弱を数える漁業・水産加工業と、製紙業を中心に発展した町です。江戸時代には北上川の水運と江戸や大阪からの太平洋航路の結節点として河岸には米倉が建ち並び、「三十五反の帆を巻き上げて行くよ仙台・石巻」と歌われました。現在200カイリ排他的経済水域の設定などにより北洋遠洋漁業は衰退しましたが、それでも石巻魚市場は全国有数の水揚げを誇ります。また、現在は漫画による町おこしが行われ、駅前からの通りには石森章太郎さんのキャラクターのモニュメントがたくさん配置されています。
 石巻へ最初に乗り入れた鉄道は小牛田からの仙北軽便鉄道で、大正元年に蒸気鉄道として乗り入れました。仙北軽便鉄道は経営不振のため大正8年、当時の鉄道院に買収・国有化され仙北軽便線となり、同9年には軌間が標準の1067mmに改軌、石巻線となりました。後の昭和3年、私鉄である宮城電鉄が仙台から全通し、また昭和14年には石巻線が女川まで延長され、現在の基礎的な形ができあがりました。  かつて、石巻駅は同じ国鉄・JRの路線でありながら石巻線・仙石線2つの駅舎が別々にあることで知られましたが、これは先述の通り石巻にはそれぞれ別の私鉄が線路を敷設したのが始まりという経緯があります。
 宮電石巻駅は昭和初期のモダンな造り、仙北軽便鉄道石巻駅は重厚な造りの建物でしたが、国鉄・JRになってからも駅舎は統合はされないままでした。しかし同じ駅なのに駅舎が二つあるのは紛らわしく、経営効率もあまりよくないので、1990年7月21日に2つの駅舎は統合され、現在の姿になりました。
 石巻駅の仙石線ホームでは地方都市の駅としては珍しく発車メロディーが使われていますが、これは利用客からの要望が多かった提案を駅長が実行に移したもので、石巻出身の作曲家、和泉耕二氏の作曲です。

Photographs


所在:
 石巻市鋳銭場
開業:
 大正元年10月28日
接続:
 石巻線
一日平均乗降客数:
 13,610人
近隣施設:
 石巻市役所
 石ノ森漫画館
 石巻市役所
駅の変遷:
宮電石巻
→石巻(S19.5.1?)<旧仙石線側>




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