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「付き合う」というのは「結婚」にずいぶん近いらしい – ヨーロピアンな恋愛 (II)

前回も書いたように、欧米系の恋愛というのは、「デーティング -> -> ->->-> -> 彼氏・彼女 -> 結婚」というような感じである。前回とは別のサイトから引用すれば、

コーヒー、ランチ、ディナーなど「一緒にどう?」と誘われて何度かデートする。

平行して、キスやそれ以上の仲が深まる

I LOVE YOU. と言われたり言ったりし、それ以降「恋人」になる。

ということになる。もっとも、ここにあるような「告白」みたいなものはあったりなかったりするらしく、周囲が公認してしまえば「彼氏・彼女」というケースも多いようだ。「恋人」であるのも、かなり結婚に近いようなものであり、日本の「付き合う」とはずいぶん雰囲気が違う。機会さえあれば一緒に住んでしまう、そして親戚づきあいはかなり深い程度までしている、というケースが多い。どちらかの両親と旅行、なんてのはざら。同棲しているところに、おじ・おばが子供とともに泊まりに来る、とかも見たことがる。何をするにも二人いっしょ。どこへ行くにも二人一緒。日本で言ったら結婚している状態とほぼ同じである。また、長いことになると18年間も「彼氏・彼女」でいて、最近やっと結婚した教授(二人ともオーストリア人だ)を知っている。その教授は今でも時々「彼女」と「妻」を間違えて言うからおもしろい。「彼氏・彼女」であることと「結婚」していることがほぼ同じとみなされている面白い例だろう。

(蛇足だが、こんな具合だから、日本でいう「単身赴任」はなかなか信じられないことのようだ。試しに手元のジーニアス和英辞典を引いてみたらbachelor businessという単語が充ててあるが、bachelorは(学士という意味もあるが)「未婚の」だったりもする。同様に、1年も会えない遠距離恋愛、のようなものもなかなか理解しがたいらしい。1年も会えないのにひたすら愛する人の帰りを待っていることが美徳、みたいな考えはほとんどないようだ。)

逆に、「デーティング」(つまり「彼氏・彼女」の前)の段階というのは結構長いようで、お気軽に言ってしまえば「お試し期間」なのだろうが、一緒に出かけたり泊まったりいろいろしていくなかで、上手くいかなければフェードアウトなり断ち切るなりをするわけだが、結構みな気軽にやっている。どうも根底にあるらしいのは「自分を曲げてまで相手に会わせて付き合う必要はない」という考えのようで、考えが合わなかったり、生活パターンが違いすぎたり、あるいはおそらく体の相性が合わないとかもあるのだろうが、それでさっさとデーティングやめてしまうこともままあるようだ。

さて、ここまで読んでピンと来た方もいるかもしれない。そう、前にも書いた「付き合う」と「In a relationship」は、あるいは「彼氏・彼女」と「Bouyfriend, Girlfriend」は一対一対応していないということである。この差に気づいていないせいで、面白いことが起る。(白状するなら、私も最近まで気づいていなかったせいで、以下のように思ったことがある。)

上に書いたように、デーティングというような段階で割と簡単にくっついたり離れたりしているのをみて、「なんでヨーロッパの人はあんなに簡単に付き合って別れるのかねえ?もっと彼氏を(彼女を)大事にしたらいいのにねえ。」といったことを言う日本人が割とよくいる。(蛇足だが、日本以外からのアジア系からは、割とヨーロピアナイズされてしまっているためか、あまりこういう台詞を聞かない。)まあ、日本人ならそう思いたくなるのもごもっともであろうし、日本語では「付き合う」という単語を使わざるを得ないからこうなる。しかし、待てよ、ここは冷静になろう。

そう、彼ら(ヨーロッパの人)からみたら、それは「お試し期間」であって、「上手くいかなければ一緒にならなければいいやあ」くらいに思っているのである。日本で「恋人と別れた」というと結構重苦しいことだけど、デーティングというような段階で別れたって、そういう重苦しさはないようだ。「もっと他にいい人を探そう」くらいにみんな思っているらしい。その代わり、コミットメント(I love you って言うとかね)のある関係だと、別れるのはそれなりに重苦しいようだ。

こんな具合だから、上に書いた典型的な日本人の感想は、こちらの人からしたら余計なお世話みたいなものだ。

と同時に、この「付き合う」「In a relationship」とか「彼氏・彼女」「Boyfriend, Girlfriend」の違いが端的に表れていて、そして話者はそれに気づいていない、典型的な例だろう。

長くなってしまった。まだまだ面白い話しはあるのだが、次回、ということで。

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