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ウィーンからの距離を考えてみる – 距離感って難しいかも?

最近はブログを書きたいモードらしい。書きたいからには、書く(単純)。

さて、ちょくちょく話題にのぼるのは、地球スケールでの「距離」について。ちょっとそれについて書いてみたいと思う。ここでクイズ。東京からウィーンまでは概算で何キロあると思いますか? 1) 6,000km, 2)9,000km, 3)12,000km, 4)20,000km 5)100,000km ….ここで5)を選んだ人は復習しましょう。地球1週って何キロだっけ?そう、約4万キロですよね。地球と月の距離が38万キロ。東京からウィーンがその1/4もあるわけはない。4)の20,000kmも、日本から地球半周したら、アルゼンチン沖の大西洋上に出てしまうので、これもない。というわけで、1)?3)のどれかなのですが・・・・?

正解は、2)の約9,000km。ちょうど地球1/4周より少し短いくらいということになります。(正確には9,155km。)

ちなみに1)の東京から6000kmに近い都市は、インドネシアの首都のジャカルタ(5,773km)、インドのデリー(5,851km)オーストラリアのケアンズ(5,856km)、米国ハワイのホノルル(6,210km)などがあります。ちょっと手前だと、シンガポールが5,311km、ちょっと遠くになると、オーストラリアのブリスベンが7,131km、カナダのバンクーバーが7,569kmになります。(変わり種では、カナダ・ユーコン準州のホワイトホースで6,373km、ノルウェー領の極北の群島スバーバル諸島の島スピッツベルゲン島にあるロングイヤービエンで6,848km。)

2)の東京から9,000km前後はというと、アメリカ方面では、ロサンゼルスが8,830km、デンバー9,350km。ヨーロッパの都市はだいたいこの前後に収まっていて、比較的日本から近いフィンランドの首都ヘルシンキだと7,841km、スウェーデンのストックホルムで8,193km。ドイツのフランクフルトで9,357km、ロンドンは9,585km、パリは9,738km。中東もこの距離圏内で、トルコのイスタンブールが8,970km、エジプトのカイロが9,587km。他の方面では、ニュージーランドのオークランドが8,810km、タヒチ島が9,511km。

アメリカの中西部?東海岸だと、3)の12,000kmにだんだん近くなってきて、シカゴ10,610km。ニューヨークで10,871km。ヨーロッパでこの距離帯になるのはマドリードで10.790km。アフリカなら、ケニアのナイロビが11,264km。

東京からの距離感覚は、だいたいこんな感じになる。ちなみに、飛行機の巡航速度は800?900kmだから、離着陸などでの所要も考えて、最低の時間1時間に+850kmあたり1時間程度と思えばいい。東京からウィーンまでは9000kmだということは、離着陸の1時間+巡航中の約10.5時間(9000/850)=11.5時間であるが、時刻表上の所要時間もこの程度である。

さて、問題はウィーンから。まずは世界規模編。ウィーンからアメリカ東海岸は、ちょうど日本から東南アジアに行くような感覚だ。参考まで、ウィーンからボストンまでは6509km。だいたいジャカルタとかシンガポールまでいくような距離感覚と大差ない。このような感覚の距離帯には、ほかにはケニアのナイロビで(5,829km)、インドのデリー(5,572km)などがある。

では、東京と同じ距離帯の9,000km前後にある都市はというと、香港が8,749km、南アフリカのケープタウンが9,097km、南米コロンビアのボゴタで9,664km、シンガポールで9706km、ロサンゼルスで9842kmである。東京からニューヨークの距離帯になると、少し離れたブエノスアイレスで11,805km。だいたいこんなもんである。オーストラリアなんかを別にすれば、ウィーンを起点にすると世界中の主要なところまでは直行の飛行機で行ける距離帯であることがわかるだろう。

さらに、ウィーンからヨーロッパ域内の都市までというのは、実に日本国内の感覚に近い。まずは隣国スロバキアの首都ブラティスラバ。これはたった56kmしか離れていない。東京からなら八王子のちょっと先くらいまでの感覚だ。実際、ウィーンからブラティスラバ空港を使って飛行機に乗ったりすることもある。ハンガリーのブダペストで233km、国内のザルツブルクで250km、チェコのプラハで252kmだから、これらは浜松とか郡山くらいの感覚。ポーランドのクラカフで330km、ドイツのミュンヘンが356km、同じくドイツのドレスデンが357kmだから、これらは名古屋や仙台の感覚。

436kmのところにあるのがベネチア。東京からなら、岐阜くらいの距離感だ。ベルリンの525kmや、スイスのチューリヒの594kmというと、盛岡とか大阪・神戸の感覚だろう。コペンハーゲンが874km、ブリュッセルの917km、アムステルダムの938km、パリの1,037kmなんてあたりで、札幌とか福岡くらいの感覚だろう。ロンドンで1,237kmだから、鹿児島くらい。1,674kmのところにあるのはモスクワで、だいたい沖縄くらいの距離。

稚内から鹿児島までの直線距離は2000kmといったところだけど、ウィーンから2000kmあれば、キプロスのLarnaca(2054km)やフィンランド北部のロヴァニエミ(2107km)、ポルトガルのポルト(2,119km)にたどり着ける。日本列島はざっと3000kmくらいあるというが、ウィーンから3000kmといえば、イラクのバグダッドが2,866kmだ。

上に示したのはあくまでも地球表面上の(大圏コースの)直線距離であって、実際の移動経路の距離ではない。とはいえ、航空路であれば概ねまっすぐであるし、陸路だってそんなに遠回りをすることは希だから、移動する距離に割と近い。

はて、こういうことがアタマにはいっていないとどうなるか。私のところのある教授(オーストリア人)は、「シンガポール在住の友人にアジアだし遠くないだろうと思って、『今度日本に仕事で行くから寄るよ』と言ったんだけど、言ったまではよくて調べてみたら飛行機で6時間もかかるなんんて思わなかったよ。これじゃアメリカに行くみたいだった。」と漏らしていた。あるいは、ちょくちょく国内各地を歩いている友人に「ずいぶんと遠くを旅行していたようだね」と言われたけど、なんてことはない、実は大陸ヨーロッパ内なんて日本国内程度の距離だから、距離にしてしまえばその有人の旅行と大差ない。

案外、日本からヨーロッパと北アメリカが似たような距離にあるせいか、この2つが意外にも近いことは忘れられている。なんてことはない、日本から東南アジアくらいの距離なのだ。また、アフリカというと未知の大陸のようなイメージがあるが、実はヨーロッパからは近くて、一番近いエジプトやチュニジアなんかには、海なし国オーストリアからぞろぞろとビーチでゆっくりするために休暇に出かけていったりするのだ(エジプトのビーチに休暇に行った人を結構知っている)。ちょうど、日本からグアムやサイパンに行く感覚だ。あるいは、バリ島に行くような感じで、カリブ海の島に泳ぎに行ったりする人もいるようだ。南米だって、日本から見たら地球の裏側だけど、ヨーロッパからなら、ちょうど日本からヨーロッパとかアメリカに行くような感覚で行けるのだ。それに比べたら、オーストラリアやニュージーランドは遙か彼方、地球の裏側の大自然が眠る大陸・島である。

ちなみに、距離の計算には以下のサイトを使用した。http://www.convertunits.com/distance/http://www.timeanddate.com/worldclock/distances.html?n=259 の2つ。

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