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トレビチとテルチとジンドリシューフ・フラデツ

レンタカー屋のSixtで格安のオファーがあったので、車を借りて、チェコのモラビア地方にあるTřebíč(トレビチ), Telč(テルチ), Jindřichův Hradec(ジンドリシューフ・フラデツ)の3つの小さな町を回ってきた。ちょっとしたgetaway。気がついたら10人の多国籍大所帯で2台の車に 分乗。ちなみにフランス、スペイン、イタリア、ドイツ、日本という大所帯。3つの町は、どれもウィーンから車で片道2時間半程度の所にある町なんだけど、 列車を使うと遠回りになって片道5?7時間はかかってしまう。

トレビチのユダヤ人地区の路地。

トレビチの町はユダヤ人地区で知られる町で、このユダヤ人地区、丘の裏手にあるユダヤ人墓地、さらにこれに隣接する地区にあるカトリックの修道院が世界遺産に登録されている。あまり観光地化していないせいで、地元の人がのんびりビールをカフェで飲んでる姿がちらほら目につく程度の静かな町。

テルチの広場に立つ家々の破風は色とりどり。

テルチは、バロック風の色とりどりの破風に囲まれた広場で知られる町。破風には飾り窓がついたものも多い。広場をぐるっと巡るようにアーケードがある。町の周りを池で囲まれていて、なかなか強固に守られている。ここもやはり世界遺産に登録されているが、チェスキー・クルムロフなどと同じように、現在のチェコ共和国が成立したのと同じ時期に登録された町。ここまではトレビチから車で30分。

さらに車で30分ほど西に進んだジンドリシューフ・フラデツは日没寸前で余りよく見ることができなかった。ちょっとだけ町歩きをして、バーみたいなところで夕ご飯。「おばあちゃんの煮込み鍋」という名前の、ジャガイモ、ザウアークラウト、ベーコンを煮込んだ料理は旨かった。

残念なのは、車を運転していたせいで、チェコのビールが飲めなかったこと。レストランとかカフェで飲んでも0.5リットルのドラフト・ビールが1杯23コロナくらい、つまり1杯100円ですよ!今度はどこかに列車で行ってビールを飲んでこよう。

帰りにオーストリアの国道を時速100km前後で飛ばすのは面白かった(オーストリアの一般道の制限速度は時速100km)。しめて1日の走行距離は400km。トヨタのRAV4のディーゼル君が頑張ってくれました。

オーストリア鉄道ÖBBの運賃値上げ

7月から、オーストリア鉄道ÖBB (Österreichsche Bundesbahnen) は運賃を値上げするそうな。4.9%の値上げで、ウィーンからザルツブルクまでが現行の44.20ユーロから47.70ユーロに値上がりするそうな(Die Presse, Der Standatd)。VorteilsCardの発行手数料は据え置きだそう。

また、ウィーンを含むVerkehrsverbund(運輸連合:運輸連合に加盟している全ての公共交通期間(地下鉄・路面電車・バス・鉄道)は同じ1つの切符で乗れる)であるVORの1回券も1.70ユーロから1.80ユーロに値上がりするそうだ。ウィーン市交通公社(Wiener Linien)のウィーン市内24時間券などは運賃が据え置かれるとのこと。7月1日より前に発行される年間定期Jahreskarteなどは据え置かれるらしいけど、月間券なども値上げされるのかもね。詳しくは不明だけど。

ちなみにÖBB、昨年度の決算は約10億ユーロ(約1300億円)の損失らしい。乗客数は増えて人員はちょっと減少したものの、投資規模が大きいせいで、3億7600万ユーロ(約400億円)の減価償却がかさんでいるそうな(Dir Presse)。利息の支払いも馬鹿にならないらしい。

こうやってみると、民営化後には消費税分を除くと運賃値上げをしていないJRは優秀だな、とは一瞬思ったけど、その前の国鉄時代に結構運賃値上げを繰り返してるし、長距離運賃はJRの方が高いから、単純に比較はできないネ。(たとえばウィーン?ザルツブルクは約300kmで、InterCity(日本の特急列車に相当)に乗って普通運賃を払って値上げ後で47.70ユーロ、つまり約6,200円だけど、ほぼ同じ距離をJRの特急に乗った場合、7,760円(東京?原ノ町間292kmを常磐線経由で計算)になる。)それに、オーストリアでは、年会費(年齢に応じて約20ユーロ?約100ユーロ)を払えば半額になるし、年に2回程度以上乗る人はたいていこの会員カードを持っているので半分しか払わない(ちなみにWikipedia情報では150万人が持っているらしい。オーストリアの人口は880万人だから人口の17パーセントが持っていることになる)から、なおさら単純には比較できないネ。

ウィーンからの距離を考えてみる – 距離感って難しいかも?

最近はブログを書きたいモードらしい。書きたいからには、書く(単純)。

さて、ちょくちょく話題にのぼるのは、地球スケールでの「距離」について。ちょっとそれについて書いてみたいと思う。ここでクイズ。東京からウィーンまでは概算で何キロあると思いますか? 1) 6,000km, 2)9,000km, 3)12,000km, 4)20,000km 5)100,000km ….ここで5)を選んだ人は復習しましょう。地球1週って何キロだっけ?そう、約4万キロですよね。地球と月の距離が38万キロ。東京からウィーンがその1/4もあるわけはない。4)の20,000kmも、日本から地球半周したら、アルゼンチン沖の大西洋上に出てしまうので、これもない。というわけで、1)?3)のどれかなのですが・・・・?

正解は、2)の約9,000km。ちょうど地球1/4周より少し短いくらいということになります。(正確には9,155km。)

ちなみに1)の東京から6000kmに近い都市は、インドネシアの首都のジャカルタ(5,773km)、インドのデリー(5,851km)オーストラリアのケアンズ(5,856km)、米国ハワイのホノルル(6,210km)などがあります。ちょっと手前だと、シンガポールが5,311km、ちょっと遠くになると、オーストラリアのブリスベンが7,131km、カナダのバンクーバーが7,569kmになります。(変わり種では、カナダ・ユーコン準州のホワイトホースで6,373km、ノルウェー領の極北の群島スバーバル諸島の島スピッツベルゲン島にあるロングイヤービエンで6,848km。)

2)の東京から9,000km前後はというと、アメリカ方面では、ロサンゼルスが8,830km、デンバー9,350km。ヨーロッパの都市はだいたいこの前後に収まっていて、比較的日本から近いフィンランドの首都ヘルシンキだと7,841km、スウェーデンのストックホルムで8,193km。ドイツのフランクフルトで9,357km、ロンドンは9,585km、パリは9,738km。中東もこの距離圏内で、トルコのイスタンブールが8,970km、エジプトのカイロが9,587km。他の方面では、ニュージーランドのオークランドが8,810km、タヒチ島が9,511km。

アメリカの中西部?東海岸だと、3)の12,000kmにだんだん近くなってきて、シカゴ10,610km。ニューヨークで10,871km。ヨーロッパでこの距離帯になるのはマドリードで10.790km。アフリカなら、ケニアのナイロビが11,264km。

東京からの距離感覚は、だいたいこんな感じになる。ちなみに、飛行機の巡航速度は800?900kmだから、離着陸などでの所要も考えて、最低の時間1時間に+850kmあたり1時間程度と思えばいい。東京からウィーンまでは9000kmだということは、離着陸の1時間+巡航中の約10.5時間(9000/850)=11.5時間であるが、時刻表上の所要時間もこの程度である。

さて、問題はウィーンから。まずは世界規模編。ウィーンからアメリカ東海岸は、ちょうど日本から東南アジアに行くような感覚だ。参考まで、ウィーンからボストンまでは6509km。だいたいジャカルタとかシンガポールまでいくような距離感覚と大差ない。このような感覚の距離帯には、ほかにはケニアのナイロビで(5,829km)、インドのデリー(5,572km)などがある。

では、東京と同じ距離帯の9,000km前後にある都市はというと、香港が8,749km、南アフリカのケープタウンが9,097km、南米コロンビアのボゴタで9,664km、シンガポールで9706km、ロサンゼルスで9842kmである。東京からニューヨークの距離帯になると、少し離れたブエノスアイレスで11,805km。だいたいこんなもんである。オーストラリアなんかを別にすれば、ウィーンを起点にすると世界中の主要なところまでは直行の飛行機で行ける距離帯であることがわかるだろう。

さらに、ウィーンからヨーロッパ域内の都市までというのは、実に日本国内の感覚に近い。まずは隣国スロバキアの首都ブラティスラバ。これはたった56kmしか離れていない。東京からなら八王子のちょっと先くらいまでの感覚だ。実際、ウィーンからブラティスラバ空港を使って飛行機に乗ったりすることもある。ハンガリーのブダペストで233km、国内のザルツブルクで250km、チェコのプラハで252kmだから、これらは浜松とか郡山くらいの感覚。ポーランドのクラカフで330km、ドイツのミュンヘンが356km、同じくドイツのドレスデンが357kmだから、これらは名古屋や仙台の感覚。

436kmのところにあるのがベネチア。東京からなら、岐阜くらいの距離感だ。ベルリンの525kmや、スイスのチューリヒの594kmというと、盛岡とか大阪・神戸の感覚だろう。コペンハーゲンが874km、ブリュッセルの917km、アムステルダムの938km、パリの1,037kmなんてあたりで、札幌とか福岡くらいの感覚だろう。ロンドンで1,237kmだから、鹿児島くらい。1,674kmのところにあるのはモスクワで、だいたい沖縄くらいの距離。

稚内から鹿児島までの直線距離は2000kmといったところだけど、ウィーンから2000kmあれば、キプロスのLarnaca(2054km)やフィンランド北部のロヴァニエミ(2107km)、ポルトガルのポルト(2,119km)にたどり着ける。日本列島はざっと3000kmくらいあるというが、ウィーンから3000kmといえば、イラクのバグダッドが2,866kmだ。

上に示したのはあくまでも地球表面上の(大圏コースの)直線距離であって、実際の移動経路の距離ではない。とはいえ、航空路であれば概ねまっすぐであるし、陸路だってそんなに遠回りをすることは希だから、移動する距離に割と近い。

はて、こういうことがアタマにはいっていないとどうなるか。私のところのある教授(オーストリア人)は、「シンガポール在住の友人にアジアだし遠くないだろうと思って、『今度日本に仕事で行くから寄るよ』と言ったんだけど、言ったまではよくて調べてみたら飛行機で6時間もかかるなんんて思わなかったよ。これじゃアメリカに行くみたいだった。」と漏らしていた。あるいは、ちょくちょく国内各地を歩いている友人に「ずいぶんと遠くを旅行していたようだね」と言われたけど、なんてことはない、実は大陸ヨーロッパ内なんて日本国内程度の距離だから、距離にしてしまえばその有人の旅行と大差ない。

案外、日本からヨーロッパと北アメリカが似たような距離にあるせいか、この2つが意外にも近いことは忘れられている。なんてことはない、日本から東南アジアくらいの距離なのだ。また、アフリカというと未知の大陸のようなイメージがあるが、実はヨーロッパからは近くて、一番近いエジプトやチュニジアなんかには、海なし国オーストリアからぞろぞろとビーチでゆっくりするために休暇に出かけていったりするのだ(エジプトのビーチに休暇に行った人を結構知っている)。ちょうど、日本からグアムやサイパンに行く感覚だ。あるいは、バリ島に行くような感じで、カリブ海の島に泳ぎに行ったりする人もいるようだ。南米だって、日本から見たら地球の裏側だけど、ヨーロッパからなら、ちょうど日本からヨーロッパとかアメリカに行くような感覚で行けるのだ。それに比べたら、オーストラリアやニュージーランドは遙か彼方、地球の裏側の大自然が眠る大陸・島である。

ちなみに、距離の計算には以下のサイトを使用した。http://www.convertunits.com/distance/ と http://www.timeanddate.com/worldclock/distances.html?n=259 の2つ。