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ウィーンからプラハへ鉄道で格安旅行する方法

ウィーンからプラハまで「普通の」国際鉄道切符を買うと、片道41,40ユーロ。RailPlus/VorteilsCARDの割引などを使っても、片道で32,80ユーロ. あまり安いとはいえない。これは TCV Tariff という国際運賃が適用になる上に、オーストリアとチェコの間には二国間相互の割引制度がないので、割高だ。なおこれはチェコ国鉄の運賃計算サイトを使って算出した。(From Praha to Wien Meidling, VIA <1154>(havbrod/c.treb)*brno*BRECLAV(GR)<1181>w-florid*****.)

Student Agency などの格安バスを使ってもいいが、所要時間が少し長い上に、バスは鉄道ほど快適ではない。SparSchieneなどの「座席数限定・列車指定・変更及び払戻は不可」という切符を買う手もあるが、それでも29ユーロ程度はするし、乗りたい列車のものが手に入るとも限らない上、事前に駅に出向いて購入しないといけないので面倒だ(チェコ国内発はオンラインでも買える)。

しかし、(キセルをせずに合法的に)格安で旅行する方法がある。チェコ国内の鉄道乗車券は信じられないほど安い。これをうまく使うのだ。地図と時刻表をよく見てもらえばわかるが、ウィーンからプラハへのルートのうち8割くらいの区間はチェコ国内になる。だから、単純に「オーストリア国内」と「チェコ国内」の国内切符を分けて買えば、チェコ国内区間分は割安な国内運賃が適用になる、というわけだ。

ウィーンからブルノを経てプラハへ至る幹線鉄道の国境駅は「Břeclav」という。Břeclav国境 Breclav (GR) からプラハ本駅 Praha hl.n. までは、何の割引もされていない正規運賃で408コルナつまり約16,50ユーロだ。ウィーンからBreclav (GR) までは、ウィーンのどの駅を起点にするかでかわるが、割引なしでも10~15ユーロだ。ウィーン市内の切符(MonatskarteやJahreskarteなど)を持っていれば、市内最後の駅(Stadtgrenze)つまり当該路線では Wien Süssenbrunn から買えばよく、確か9ユーロ代だったはずだ。そうすると、割引なしでも片道でウィーンからプラハまで合計30ユーロで十分おつりが来ることになる。VORTEILSCardを持っているなら、オーストリア国内分は半額だから、合計すると片道20ユーロ強程度になる計算だ。これなら、好きな時間列車に乗れて、かつ SparSchiene と同額程度かそれ以下でプラハまで行けることになる。

問題はチケット購入方法だ。Wien Süssenbrunn – Breclav GR (Breclav Grenze) の切符はÖBBの自動券売機で買えるから問題ない。出発当日にでも、帰りの分もまとめて買ってしまえばいい。

チェコ国内が問題だ。原始的な方法は、Breclav でいったん途中下車する方法だ。これも悪くはない。しかしできれば直通で座ったままいたいし、楽をしたい。実は、最近の東欧各国の例に漏れず、チェコ国鉄ウェブサイトでは eShop といって国内の普通鉄道乗車券が全てオンラインで買える。英語のインターフェースも用意されているので、チェコ語がわからなくても問題ない。ユーザー登録を済ませた上で、オンラインでチケットを購入して(クレジットカードで決済)、自分のプリンターで印刷して購入時に番号を登録した身分証(パスポートなど)と一緒に列車に乗る方式だ(駅に改札はない)。ただしオンラインで普通乗車券購入する場合、事前に列車を指定する必要があり、指定した以外の列車では切符が無効になる、という欠点がある。だが、もともとウィーンからプラハへ直通する列車は2時間に1本しかなく、事前に(遅くとも前日には)どの列車に乗るか判っていることがほとんどだろう。であるから、実質的には問題がないだろう。これなら、オーストリア側とチェコ側の切符を持っていれば、列車に座ったまま国境を通過するだけでよい。

ここまで書いたのは、曜日に関係なくいつでも使える方法だ。しかし、土日限定、かつ旅行人数が偶数だと、もっと割安な方法がある。

チェコには、土日有効な「SONE+」というチケットがある。600コルナ(約25ユーロ)で、チェコ国内の全ての列車が丸一日乗り放題というチケットだ。しかも、大人2名、15歳未満の子供3名(合計5名)までが1枚の切符で乗れる。しかも、このチケットも上述のチェコ国鉄ウェブサイトでオンラインで購入可能である。25ユーロといえば、上述の Breclav (GR) – Praha hl.n. の大人2名分(33ユーロだが、チェコでは2名分まとめて切符を買うと少し割り引かれるので、32ユーロ程度だろう)よりも安い。

ということは、ÖBBの自動券売機で買う Wien Süssenbrunn – Breclav GR […]

方便と裸の王様

鳩山前首相の「方便といわれれば方便だった」発言がだいぶ物議を醸しているようだ。Google News で「方便」とキーワードを入れて検索するだけで、

野党、普天間「方便<」発言追及へ=予算委、外交・安保で集中審議(時事通信) 抑止力は「方便」 国益損なう無責任な鳩山発言(2月17日付・読売社説) 仲井真知事:鳩山“方便”発言を「理解し難い表現」 県議会代表質問で(毎日新聞)

などなど、鳩山氏が批判の矢面に立たされているといってよいのがよくわかるニュース記事が検索結果として出てくる。

が、よくよく考えてみたら、これって、アンデルセンの童話になぞらえて言えば、裸の王様(=抑止力)が「王様は裸だよ」と指摘されて(=「方便」)、その「王様」の側近たち(=政治家、マス・メディア等)がわいわいがやがや騒いでいるっていう状態なんじゃないの?鳩山氏を批判して政局に仕立てるよりも、むしろ王様が本当に裸なのか、実はやっぱり衣をまとっているのかという、本質的な点を真剣に考えたらいいと思うんだけどなあ。そうはならないのかなあ?無理な期待ってものなのかなあ?

2011.02.28追記1: なおインタビュー全文(一問一答)は共同通信社が配信しています:http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021201000540.html

2011.02.28追記2: このインタビューの肝心な所は「外務、防衛両省に新しい発想を受け入れない土壌があったのでは?」との質問への「本当に強くあった。(中略)本当は私と一緒に移設問題を考えるべき防衛省、外務省が、実は米国との間のベース(県内移設)を大事にしたかった。」と回答するこのあたりじゃないかと私自身は思うのですが、この部分を「目立たなくする」意味で「方便」だけ切り取って騒いでいるんじゃないかなあ、などと推測(邪推)しています。

チェコを格安に列車で旅する切符の買い方

ツイッターはどうにも手を出す気になれないが、船曳建夫のツイッターが面白くてびっくりした(funabikitakeo)。

さて、本題。チェコを、あまりお金をかけず格安に、列車で旅行するにはどうしたらよいか。ユーレイルパスなどが使えないので、頭をひねることになる人も多いのではなかろうかと思う。以下、チェコで「使える」切符をざっとまとめる。最近まであまり注意深く見ていなかったのだが、よくよく調べてみると、いろいろ割安なオファーが出ているではないか。

先に、チェコ国鉄のホームページではオンラインで乗車券を購入できることを述べておかねばならないだろう。アカウントを作成する必要があるが、メールアドレスさえあればOK。オンライン購入の決済はクレジットカードで可能。切符を購入する際には会員カード InKarta か、その他のIDの番号を入力する必要があるが、パスポート番号(アルファベットを除いた部分)を記入すればOKだ。EU各国が発行する身分証の番号でも可。ほぼ全ての切符が購入可能。

さて、以下格安に旅行するための切符の情報。情報は2011年1月現在。

1. 普通乗車券も十分安い。オーストリアやスロバキアとの国境から最初の駅 Breclav から プラハまで、国全体の2/3を走り切る片道普通乗車券は 15 ユーロ程度だ。なお、オンラインで購入した場合は、購入時に選択した列車にしか乗車できない。またオンラインで購入すると3%程度割引になる。

2. “Group Ticket” というミニ団体割引乗車券は、2人から発行できる。2人以上で旅行する場合は、まとめて切符を買った方がお得。これもオンラインで購入可能。

3. SONE+ Network Ticket というものがある。土日祝日(むろん祝日はチェコの祝日)の1日、大人2名+14歳以下のこども3名まで、チェコ国内の全ての列車に丸一日乗り放題で、550コルナだ。チェコ国内の窓口でも買えるが、オンラインで買うと534コルナとなる(534コルナ=22ユーロ、2011.01.22 現在)。大人二人だけでも十分元が取れる。なお家族である必要はないので、友人同士2人などでも使用可能。

4. 上記の拡張版で、 SONE+DB, SONE+Polandがある。前者はドイツと、後者はポーランドとの共同の切符。ドイツ版は、チェコ国内プラスこのPDFに図示された範囲で有効(図中のNěmeckoってのがドイツのこと)。ドレスデンなどに行ける。細かい情報はこちらをGoogle Translateなどで翻訳して確認を。ポーランド版の有効範囲は、こちらのPDFで確認を。Wroclaw, Katowice あたりまで行ける。さらなる詳細はこちらを翻訳して確認を。値段はどちらも650コルナ。これらはオンラインでは購入不可。

5. 似たようなもので、 SONE+ の地域版というのが各県ごとに設定されている。250コルナ程度。ドイツと接する地域では、100コルナ増しでドイツ側がセットになったモノが出ている。チェコ国内用はオンライン購入可。

6. 国際チケットとして、 SporoTiket というのが出ている。ウィーン、ベルリン、ワルシャワなどに設定されている。オンラインでも購入可能。プラハ?ウィーンが19ユーロから設定されている。乗車する3日前までに買う必要がある。(例:木曜日乗車分は月曜日まで発売。)発売枚数が限定されているのかどうか etc は不明。3日前駆け込みでも普通に買える模様。チェコ発の片道または往復のみ購入することができて、外国発片道の購入はできないので注意。また、基本的にプラハ、ブルノ、オストラヴァ発でしか購入できない。

7. ČD Net network といって、1日(600コルナ=約25ユーロ)または1週間(1250コルナ=約52ユーロ)でチェコ国内全列車乗り放題のパスが買える。使い勝手がいいかどうかは「?」だ。チェコ国内に住んでいて長距離通勤が必要な場合などは1週間パスは重宝するかもしれないけどネ。

なお上記に書いたものは、全て SuperCIty Pendolino に乗る場合は200コルナの座席指定料金兼特別料金が必要だ。

この中でも特に割安なのは 3番の SONE+チケットだろう。ウィーンを拠点にチェコに行く場合は、国境である Břeclav Grenze (Nordbahn, […]

地理と旅行

ご存じの方も多いと思うが、私は出かけるのが大好きだ。家にじっとしているのはきわめて苦手なタイプらしい。しかし、出かけるのが大好きな原因をたどっていくと、ひとえに「地理」にたどり着くように思われる。「地理」が頭にインプットされていれば、そこに行ってみたいと思えてくるのは、おそらく自然なことだろう。なお、そこにたどり着くための手段は、私が専門とするのが交通であることだけ述べておけば、あとは説明の必要がないだろう。

さて、おそらく、最初に手にした、体系的に地理の情報がまとまった本は、『データブック 世界各国地理 (岩波ジュニア新書)』だろう。文字通り、世界各国のいろいろなデータと、国の概況が簡潔な文章で示されたデータブックだ。これを手にしたのは小学校高学年の頃だったか、中学校の頃だったか・・・・とかく、父親が買ってくれたことだけは憶えている。

あるいは、明らかに父親の影響ではあるけど、紀行作家である宮脇俊三の著作は、ほとんど全部読んだのではなかろうかと思う。代表的な海外ものの著作としては、『シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 (6230))』や、『中国火車旅行 (角川文庫)』が挙げられるだろう。このあたりも、地理が頭の中にインプットされていく課程であったように思う。余談だけど、内田百聞はあまり好きじゃない。

このほかにもあれこれ読んだ。ぱっと思い出してみると、『極北シベリア (岩波新書)』(福田 正己著)は、大変に面白かった。あるいは、コリン・サブロンの『シベリアの旅』あたりが、この地域への興味を強くしてくれた。残念なことに、シベリアはまだ行ったことがない地域だ。おっと、忘れては行けないのは、ノーベル賞物理学者リチャード・ファインマンが悪戦苦闘したストーリーをまとめた、ラルフ・レイトンによる『Tuva or Bust!: Richard Feynman’s Last Journey』(日本語訳は『ファインマンさん最後の冒険 (岩波現代文庫)』として出ている)、あるいはメンヒェン=ヘルフェンによる『トゥバ紀行 (岩波文庫)』だって忘れちゃいけない。これらを読んで以来というもの、トゥバに興味があって仕方ない。むろん、まだ訪れることは実現していない。

地域が変われば、ブルース・チャトウィンの名著『パタゴニア』や、もう40年以上前の探検調査記である高木正孝『パタゴニア探検記 (1968年) (岩波新書)』あたりだろう。あるいは、ナショナル・ジオグラフィックから出ていた、『世界で最も乾いた土地―北部チリ、作家が辿る砂漠の記憶 (ナショナルジオグラフィック・ディレクションズ)』(アリエル・ドーフマン)などだろう。実際に旅行した前後にこういった本を読んだせいだろうか、南アメリカへの興味はかなりそそられて、今でも継続していると言ってもよい。それに、この手の旅行記というのが、地理のインプットにいろいろと刺激をしてくれたことは間違いないだろう。

余談だが、ブルース・チャトウィンの『パタゴニア』に、トレヴェリンという町が出てくる。ウェールズからの移民が植民したところだ。ここの野外博物館を訪れた時のこと、スペイン語しか喋らないおばあちゃんが、自分のおじいちゃんが入植した時代の話しをなんとか頑張って説明しようとしてくれていた。チャトウィンの本には、勇ましい馬であったマラカラにのって入植した男の「孫娘」が出てきた。なるほど、私に説明してくれたおばあちゃんと、チャトウィンの本に出てくる孫娘は、よく考えれば同一人物ではないか!

また、「ナショナル ジオグラフィック ディレクションズ」のシリーズには、秀逸な旅行記が多いと言える。早川書房から翻訳が出ていたが、最近は新しいのが出ていないようで、残念だ。

ウィーンに来てからといえば、ハプスブルク関連の書籍をたくさん読んだように思う。『ハプスブルク帝国を旅する (講談社現代新書)』(加賀美 雅弘)は19世紀末の鉄道旅行の体裁を取っていた。気取らず面白かったのは、もう既に絶版になってしまったようで残念だが、『ハプスブルクの旗のもとに (気球の本)』(池内紀)だろう。こういうのを読んでからウィーン拠点に中欧各地に出かけるだけで、見えてくる世界がぐっと広くなる、といってもいい。

テレビでは、たぶんTBSで長らく放送されていた「世界遺産」だろう。今は時間帯も変ってしまい、コンセプトも変ってしまったので、少々残念であるが、以前のものもDVDなどで手に入る。秘境のようなところを思いっきり空撮したりする、この番組は、他ではなかなか真似できないものだったように思う。

最近買ったものといえば、オーストリアの Freytag und Berndt 社から出ている世界地図だろう。欧州が中心になっているもの。部屋の壁に貼っているが、これを眺めていると、日本を中心に置いて右側半分の大半が太平洋である地図って、どこか無理をしているような気がしないでもない(別にユーロセントリズムではないが)。というか、日本列島はまさに「極東」 Far East だ。

Freytag の地図

旅行ガイドでは、断然「ロンリー・プラネット」を持って行く。時々ヘンテコなことが書いてあったりもするが、情報量と信頼性という点では今のところこれにかなうモノはなさそうだ。BBC International が2007年に株式の3/4を取得して依頼、カラーページがちまたの旅行ガイドっぽいものになってしまったのが残念だが、肝心の掲載されている情報に関しては変わりがない。英文であるのと、体裁に少し慣れる必要があるのが難点といえば難点だ。そう、そして最も重要なのは、地理に関する情報がしっかりと記載されていることだ。日本によくあるビジュアルさ全開のガイドではそうはいかないだろう。

なお、ヨーロッパの鉄道旅行に欠かせないのは、トーマスクック社の時刻表だ。ドイツ鉄道のように広範なオンライン時刻表を提供しているものもあるが、やはり紙の上でプランニングする楽しみにはかなわない。この時刻表について話しながら「距離と時間で2次元で表現されている」と表現していたのは、大学の私の指導教員の教授。この時刻表だって、交通の情報ではあるが、同時に地理情報の固まりとも言える。

とまれ、こういうのが重なったせいだと思うのだが、地理に関連する種々の情報が自然と集まってきて、それが出かける契機となり、出かけることで更に地理に関連する種々の情報が集まってきてインプットされていく。こういう好循環が、自分では起きているのではないかと、近頃は考えている。

最近、この手の話しをする機会がたくさんあった。せっかくだから、少しまとめてここに記しておこうかと思った次第だ。

[…]

ロシア鉄道の切符をオンラインで買ってみた (Russian railway ticket online directly from RZD)

ロシアの鉄道がオンラインで買えるようになったと、境港からウラジオストクまで船に乗り、シベリア鉄道でモスクワに出て、ベラルーシとポーランドを抜けてウィーンに帰ってきた友人から話しを聞いた。ということで、試してみた。Google Translate のロシア語と英語の翻訳の助けさえ借りれば、さほど難しくはない。(Google Translate で翻訳する時は、必要な項目をコピペして翻訳すること。ページ全体を翻訳すると、エラーを吐くんじゃないかな。)

なお、このオンライン販売はロシア語版ウェブサイトだけにあるので、英語版ページでは売ってくれない(そのうち対応してくれることを期待するけど)。英語版ページからオンラインで買おうとすると、割と高い手数料を取るベルリンの旅行会社にリンクしている。

以下、手順だ。

1) まず、ロシア国鉄 RZD のホームページ に行く必要がある。このトップページの左側に、”Пассажирам – Расписание, наличие мест, стоимость билетов”という項目があるはずだ。意味は “Passengers – Schedules, availability and cost of tickets”ということで、この欄を使う。Откуда が出発地、Куда が目的地、Дата が日にちだ。出発地を目的地をキリル文字で入力する必要があるが、ウィキペディア英語版で都市名で検索すれば、都市の項目のページに必ずキリル文字の名前が書いてあるので、それをコピペすればよい。まあ、モスクワは「МОСКВА」だし、サンクトペテルブルクは「САНКТ-ПЕТЕРБУРГ」だし、そんなに難しくはない。出発日はカレンダーから入力すればOK。

2) さて、検索のボタンを押すと、列車の候補一覧が出てくる。見れば判ると思うが、左から列車番号、運行区間、出発時刻、到着時刻、所要時間、そして最後は連結されている等級だ。Л – Люкс(デラックス)が特等, М – Мягкийが1等寝台, К – Купе(クーペ)が2等寝台, П – Плацкартが3等寝台, С – Сидячийが座席だ。それぞれがどんなものなのかは、旅行ガイドかトーマスクックの時刻表でも参照して下さいな。2等までは個室だけど、3等は開放寝台。

3) 列車を選択して「次へ」のようなボタンを押すと、今度はその列車に連結されている等級、号車、運賃、上段・下段別の残数が出てくる。基本的に1つの車両が1行に表示される。これで希望の車両を選択。なお「次へ」を意味する「продолжить」は英語の「Proceed」に相当して、よく出てくる。

4) 車両を選択して、「規約に同意します」という意味の行をクリックして、「次へ」のようなボタンを押すと、チケットの枚数を聞かれる。Взрослых が大人、Детей が子供、Детей без места が大人と同じベッドに寝る子供。必要な人数を選択しましょう。

5) […]

新手の豪華列車が登場:モスクワ発ニース行き

9月23日から、新手の豪華寝台列車が登場したそうだ。走る距離は3279km。モスクワのベロルスカヤ(ベラルーシ)駅を毎週木曜日16:17分に出発して、52時間55分かけて、ベラルーシのミンスク、ポーランドのワルシャワ、オーストリアのウィーン、インスブルック、そしてブレンナー峠を越えて、ミラノ、ジェノヴァを経由して、フランス地中海岸のニースへ向かうそうだ。到着は、土曜日の19:12分。むろん、復路もある。

列車番号D 17BJ。オーストリア国鉄ÖBBの時刻検索(最近リニューアルされた)から引用すると、以下の通りだ。

駅 到着 出発 Moskva Belorusskaja 16:17 Wjasma 19:53 20:16 Smolensk 22:07 22:12 Orscha Central 22:30 22:40 Minsk(BY) 00:59 01:09 Brest Central 04:35 06:45 Terespol 06:03 06:43 Warszawa Wschodnia 09:39 10:28 Warszawa Zachodnia 10:40 10:49 Katowice 13:49 14:04 Zebrzydowice 15:17 16:04 Bohumin 16:22 17:07 Breclav 19:06 19:18 Wien Meidling 21:08 21:17 Linz/Donau Hbf […]

チロルの奥で山歩き

今年の夏はイスタンブールに行ったりリスボンに行ったり日本に行ったり韓国に行ったりしていたから、オーストリアの山に出かける機会はほとんどなかった。と言うことで、9月中旬の話しではあるが、今年はラストチャンスとばかりに、エッツタール(Ötzthal)の奥の方を1日ばかり歩いてきた。

金曜夜に、ウィーンを22:44分発の夜行列車で出発。土曜朝の5:45分頃に、谷の入り口にあたる Ötzthal (エッツタール)駅で下車。始発のバスに乗って、Zweiselstein(ツヴァイゼルシュタイン)という集落で下車。ここでVent(フェント)行きのバスに乗り換える。合計1時間半ほどでVentの中心部に到着。村の中に1件だけあるお店の奥の喫茶コーナーでコーヒーで体を温めて、いざ山歩き開始。

2時間45分ほどで、Martin Busch Hütte という山小屋に到着。ここでちょっと早めのお昼。山と来たらフランクフルターソーセージでしょう。ということで、それをいただく。ちなみに山小屋はドイツ語で「Hütte」(ヒュッテ)というが、日本語にもなっていますね。

そこから更に奥に上って行き、2時間ほどで着くはずの、Similaunhütte(シミラウン・ヒュッテ)の方を目指す。途中までは草が生えているところを抜けていくが、途中から岩だらけになって、さらにちょっとした尾根筋に上ったりしながら上っていく。ほぼ頂上までついて(頂上まであと1歩だったが、降りる頃に日が暮れてもマズイので、引き返した)そこから引き返して、その日のうちにVentの村まで降りてきて1泊。Ventの村が標高1890m程で、ほぼ標高3000mまで上ったので、1日で1100m上って下ってきたことになる。足かけ10時間以上歩いていただろうか。今思えば、山小屋に泊ってもよかったし、超えてイタリア領南チロル自治州側に降りるっていう手もあったんだなあ。

快晴で、日中は気温もそれなりに(15度くらい?)あったこともあり、多くの登山客がいた。日本だと登山というのは中高年のイメージがあるかもしれないが、ここでは若い人も多い。もっとも、この1週間後にはこのへんは雪が降ったらしいけどね。

6月半ば?9月半ばまでの夏山は大変に美しいです。

標高2700mあたりからの風景。谷の奥のあたりに Martin Busch Hütte があるはず。ほぼ中央に見えているのが Vord.- Diemkogel (3368m), 左に見えているのが Steinmandl (3145m)だろう。

氷河も間近に見える。これは標高3000m付近。

ルフトハンザが東京線にエアバスA380を6月11日にから投入?

ひじょうに新しい記事だが、ルフトハンザ・ドイツ航空が6月11日フランクフルト発から東京線(LH710, LH711)にエアバスA380型を投入するという話しが出ている(いずれも28日付け、ソース1英語、ソース2フランス語La Tribune)。6月11日これまでは最初の路線がニューヨークJFKと報道されていたので、本当かな?という気がしないでもないが。ソース1によると4月29日からチケットが売り出されるとのこと。また、同社初号機の受領が5月19日と報道され(ソース)、さらに6月6日(一部報道だと7日?)にはヨハネスブルクにW杯に出場するドイツ代表を運ぶために使うと報道されている。

ちなみに、成田側はシンガポール航空が使っているA46ゲートの隣になるA45番ゲートでもA380対応ができているようである(ソース:成田空港会社の工事契約資料)。いずれもスターアライアンスメンバー会社が使う第1ターミナル南側だ。ルフトハンザがA380で乗り入れた場合、既に乗り入れているシンガポール航空と駐機する時間帯が重なることになるが、2つのゲートがあれば対応できるだろう。

ちなみに29日に日付が変わった時点ではルフトハンザのデータベース上では機材情報はまだB747-400となっている。しかし、どういうわけか日本語版Wikipediaではすでに「6月12日からA380となる」と書いてある。うーん、本当かなあ?どうなんだろう?まあ、明日見てみることにしよう。

エアバスA380型機はボーイング747型(通称「ジャンボジェット」)を上回る大きさの巨大な航空機。日本には現在シンガポール航空が1日1往復 乗り入れている。上記La Tribuneによると、夏以降にエールフランスも成田線にA380を投入するとのことだ。

ピルセン市民醸造所(チェコのビール醸造所)

もう1ヶ月近く前になるが、チェコのピルセンにある市民醸造所を見学してきた。現在世界中で飲まれている「ピルスナー」と呼ばれるタイプのビールをはじめて造った醸造所である。ここのビールの主力は「ピルスナー・ウルケル」で、日本も含めて世界中に輸出されている。ピルセン市は西部ボヘミア地方の街。プラハからなら鉄道で2時間ほど(ウィーンから行ったのでプラハは通らなかったが)。

工場は旧市街近くにある。見学はツアー形式になっていて、現在の最新鋭の工場の瓶詰め工程と、以前使っていた現在は稼働していない古い工場の両方を見せてくれる。現在の瓶詰め工程は最新鋭のビール工場そのものであり、日本でもおなじみのものだ。ここで見るべきはやはり古い工場の方である。特に印象的なのは麦汁を作ったりホップを加えたりするためのタンクと、発酵のために寝かせておく貯蔵用トンネル。工場敷地内の地下に縦横無尽に張り巡らせたトンネルで木樽でかつては発酵させていたそうで、トンネル内の温度を保つために天然氷を落とし込んでいた穴なども見ることができる。さらに、見学者は、酵母を濾過する前の「ピルスナー・ウルケル」が飲めるのだ(これは旨い)。

また、資料庫には、19世紀当時ここはオーストリア帝国の一部だったから、皇帝フランツ=ヨーゼフらが工場を訪れた記録などを見ることができて面白い。映像で19世紀から20世紀初頭の醸造所の様子を見ることもできる。

チェコは1人1年あたりビール消費量が150リットルと世界一になる「ビール大国」だ。街の中のレストランやバーでビールを注文しても0.5lで25コルナ(130円)ほど。喉ごしがあまり無く、ボヘミア特産のホップで苦みの利いた味の太い「ピルスナー・ウルケル」などのビールは、さわやかな味がする。(ビールは喉ごしと思っている人にはイマイチかもしれないが。)

チェコに行ったら、プラハやチェスキー・クルムロフで綺麗な街を眺めるだけでなく、こういう「チェコのビール文化の心臓」を覗いてくるのも面白いだろう。ここを見学すると、身の回りに当たり前にあるビールが、どういう過程を経て醸造されるかが分かるのはもちろんだが、ほとんど家庭毎に作られていたビールが、市民共同作業として共同で造られるようになっていった様子などもわかり、大変面白いのだ。

ピルセン市民醸造所の地下貯蔵トンネル。

What a Wonderful World を、こんなに哀愁漂わせながら唄うことができる街はあるだろうか?(サラエボ)

Louis Armstrong の What a Wonderful World を、こんなに哀愁漂わせながら唄うことができる街はあるだろうか?(この曲を知らない方もいるかも知れないが、Youtubeで検索すればいっぱい出てくると思う。数年前にソニーのCMで使われていたと記憶している。)というのが、サラエボの一つの感想だ。Sarajevska Pivara (サラエボビール醸造所)のレストランで突然始まった、ジャズの演奏。店内のどこかけほんのりしたけだるさがある空気も手伝って、全体として哀愁のあるものだった。中でも、よく知られたこの What a Wonderful World を、こんなにも哀愁漂わせて唄えるとは思わなかった。

サラエボは、現在はボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都であり、1984年には冬季オリンピックも開催された都市だ。1990年代の内戦の時代には、ほぼ3年にわたってセルビア系勢力に包囲された。当時発行された Sarajevo Survival Guide も有名だ。歴史をたどれば、オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子夫妻が市内中心で暗殺され、それが第一次世界大戦を引き起こした。その前は、オスマントルコの北西の辺境に近い重要な都市であったところだ。

街も興味深い。16世紀頃の、オスマントルコの時代の地区。その後19世紀にかけての、オーストリア=ハンガリー帝国の時代の街並み、その外側には20世紀の共産主義時代の街並みが続いている。様々な文化が共存している。が、どれもが混淆せず、それぞれに分かれているところが、この町の特殊さを現しているだろう。

サラエボから鉄道やバスで3時間ほどのモスタルには、内戦で破壊された建物がまだ数多く残り、さらにスターリ・モスト(古い橋)の破壊と再建という「内戦の傷跡」が色濃く残っているところだ(参考)。だが、サラエボの街そのものには、そういった形での内戦の目立った傷跡や象徴的なものはあまりない。目抜き通りの地面の所々に「赤いバラ」と呼ばれるペンキを塗ったところがあり、これが内戦中に死者が出た爆発地を示しているくらいだ。

考えてみれば、常に辺境にあった、と言ってもいいような街だ。オスマントルコ時代も、オーストリア=ハンガリー帝国時代もそうだ。さらに、皇太子暗殺とや内戦という暗い歴史も背負っている。オリンピックすら、立ち上がる力にはなりきれなかった。そんな「やるせなさ」のようなものが、町中あちこちに染み出しているような気がする所だった。と同時に、その中でも明るさを持って多くの人が暮らしていることが、不思議でもあり、驚異的ですらある、とも思える街だった。

オスマントルコ時代からの地区。モスクが数多くある。(右にモスクの尖塔が見える)

手前の平屋がオスマントルコ時代からの地区。奥の石造りはオーストリア=ハンガリー帝国時代のもの。